我が家のインターネット回線はマンション全体で共用しているタイプのせいか時間帯によってすごく遅くなるし、NATに絡む問題がついてくる。
かといってNTTの光回線を独自に引くこともできなさそうな上無駄な出費は控えたい。
で、思いついたのが会社のLANにwi-fiで接続して会社のインターネット回線を自宅でも利用しようという案。
ちなみに自宅と私の会社の位置関係は、距離約40メートル、高低差約25メートル。一応自宅バルコニーから会社の窓は見える。
でとりあえず手元にあるルータを会社の窓際において試してみたものの不安定すぎて使い物にならなかった。距離もあるけど周りに飛んでいるほかのwi-fiが多すぎるせいもあると思う。
で強力そうなwi-fi機器を探していると、
TP-Link 室外用AP機 無線LAN SMB向け アクセスポイント 5G専用 300Mbps CPE510
こんな、素敵なもの?が見つかった。ちなみに5G専用っていうのは携帯の第5世代(5th Generation )とは関係なく使用する電波の帯域が5Ghz帯ってことです(たぶん)。
というか、なんかすごそうだけど具体的にどのように使うのかイマイチよくわからず多少不安を抱えながら2個注文してしまった。
あとamazonのレビューに
まず、この商品にはバージョンがあり、それが注文時に明確に指定できないところに問題があります。
amazon.co.jp
海外からとかあるのは多分Ver2で国内使用できません。国内Amazonから直送のがVer3だと思います。
Ver3のものを2台セットで揃える必要があります。
と気になるコメントがありましたが、私の注文は「電材堂・旧電電市場」さんから発送され両方とも v3.0でした。
ちなみに、中に入っているのはこんな感じです。

私は同時にLANケーブルを2本注文したのですが、

上記図の「■ PoEアダプター経由」のパターンで接続するので、1台につき2本のLANケーブルが必要でした。
CPE510の設定をしてみた
とりあえず1台を上記図のように接続し、2(LAN)のケーブルを既存のLANの接続します。
この機器はwebで設定するタイプで、初期IPアドレスが 192.168.0.254 になっているので、設定に使用するPCも 192.168.0.0/24 に属するアドレスにする必要があります。

私の場合は 192.168.0.1 にしました。また、会社のネットワークが192.168.100.0/24なので、CPEのIPアドレスも 192.168.100.0/24 のアドレスに変更するつもりなので 192.168.100.1も追加いたしました。
PCのIPアドレスを 192.168.0.0/24 に属するアドレスに変更後、webブラウザで
http://192.168.0.254/
を開くと、設定画面のログイン画面が表示されます。
初期状態では User Name:admin、Password:admin でログインできますがすぐにパスワードの変更を促されるので適当なものに変更する必要があります。

よくわかんないけど、むしろよくわかんないので「QUICK SETUP」を開いてみるといけそうな雰囲気だったので

1台目をアクセスポイントにすべく「Access Point」を選択

会社のネットワークに合わせIPアドレスを 192.168.100.251に変更。

SecurityをWPA-PSK / WPA2-PSKに変更し適当な PSK Passwordを入力します。よくわかんないけど MAXtreamにチェックを入れておきました。
これでほぼ1台目の設定は終わりです。
2台目を繋げたいもう一つの拠点に持って行き、その拠点のLANに1台目と同じように接続します。
※1台目をある程度もう一つの拠点へ向けて設置していくことをおすすめします。
こちらでも設定に使用するPCに、 192.168.0.0/24 に属するアドレスが指定されている必要があります。 接続したら再度、
http://192.168.0.254/
を開きます。1台目と同じようにログイン、アカウントの変更をします。

今度はClientを選択します。

私の場合はこれも会社のネットワークに入れるため 192.168.100.252 へ変更しました。

「Suarvey」をクリックすると、

近隣のアクセスポイント一覧が表示さるので、1台目のアクセスポイントにチェックをいれ「Connect」をクリックします。

あとは PSK Password に1台目で入力した PSK Password を入れます。
これで2代目もほぼ終わりです。あとはNext、Finishをおすだけ。
この状況で、1台目の設定画面(私の場合 http://192.168.100.251/)を開くことができました。
あとは拠点間の転送速度を測定しながら向きや位置を調整します。
※私の場合は自宅のルーターのWAN側を抜いてただのwi-fiスイッチングハブにし、会社のルータのDHCPを利用してIPアドレスを取得しなおす、または固定でIPアドレスを振っているものは 192.168.100.0/24 内に変更しました。
とりあえず自宅の窓のできるだけ上部に設置したのですが、距離の割に高低差がありすぎてバルコニーの壁(コンクリート)が完全に遮り見通せない位置に設置したのですが、

Netfrixでの測定でそれなりの数字がでたので満足です。これだけ出れば4k60pも余裕でストリーミング再生できます(*^_^*)
今までは、時間帯によってはHD画質での視聴すらままならなかったんです( ;´Д`)
ちなみに向きは結構シビアで向きによっては接続されなかったり10Mbpd以下だったりしました。
上記の測定結果も大してシビアに向きを調整していない&遮蔽物があり、見通しがない割にはなかなか出ている方だと思います。
見通しがあって向きをちゃんと合わせればかなりスピードが出そうなきがします。
結果的には大満足で、環境にもよりますがとってもお勧めできる商品でした。
もっと早く設置すればよかったです。
おかげで、回線が早くなった、NATの設定を自由にできるようになった、VPNで会社に接続する必要がなくなった、ExpressVPNを解約できる、会社のFAXやNASを自宅から利用できるようになった等メリットが多すぎてうれしいです(^^)/
余談ですが、ExpressVPNは使い方が簡単でレスポンスタイムも短くなかなかいいサービスでした。
余談ですが、私が買ったCPE510には技適マークはちゃんとついていました。